開設されたのは「むつ市メタバース教育支援センターむつっこメタバース」。対象は学校や相談機関に行きにくくなっている小中学生で、定員は25人です。
メタバースの空間に入った子どもたちは、アバターと呼ばれる自分の分身を操作しながら、自分のレベルに合わせたAIドリルで学んだり運動量の多いホーム体育で体のリズムを整えることができます。
また、アバターのまま利用者同士やスタッフとチャットで会話したり、全国の仲間との部活動に参加したりすることも可能です。
これにより、学校に行きづらさを感じている子どもたちが、自分のペースで学びや交流の機会を持てるようになるということです。
市によりますと、昨年度、市内で不登校だったのは小学校で49人、中学校で112人と、ここ数年、増加傾向にあります。
【むつ市 山本知也市長】
「不登校の場所をつくるのではなく最終的には学校に戻す、子どもたちの心のパワーを蓄えてもらう施設だと認識していますので、そういった支援をこれからも市教委がしてくれるものと期待しております」
運営期間は2026年3月末までです。