2023年5月20日の未明、当時80歳の男性が十和田市奥瀬の国道103号で、ワゴン車で走行中倒木に衝突しました。
男性は病院に運ばれましたがおよそ3週間後に亡くなりました。
倒れた木は県が、事故発生の2日前に行った点検で、木の幹に空洞があり樹木医から伐採の必要性を指摘されていました。
遺族は2024年1月に十和田警察署に刑事告訴を、2024年3月には国家賠償法に基づく損害賠償金の支払いを求めて東京地裁に提訴しました。
県職員が書類送検されたことについて被害者の次女は、青森朝日放送の取材に対し「人の手で未然に防げた事故だったと思う。二度とこのような悲惨な事故を繰り返してほしくない」と答えています。
一方、県側は「今後の刑事手続きの推移を見ながら対応してまいります」としています。