概算金とは、生産者がコメを出荷した時に、農協から一時的に支払われる前払い金のことです。
【稲葉千秋アナウンサー】
「前回発表されたコメの概算金は、はれわたりやまっしぐらが60キロあたり2万6000円でした。いったいどのように変わるのでしょうか」
全農県本部によりますと、「はれわたり」と「まっしぐら」は、1等米60キロ当たり3万円に。8月19日に発表した概算金から、4000円引き上げ、過去最高額を更新しました。
理由としては、猛暑や渇水などにより、2025年より収量が若干少ない見込みであることや、高価格で流通している直近の情勢に対応するためとしています。
成田具洋県本部長は、「集荷の危機感は多少はある。ある程度集めることは責務なので、刈り取り前の早めの変更が良いと判断した」としています。
今後、この目安額を元に、各農協が実際の概算金を決定します。
全農県本部は、店頭の小売価格は、量販店によるものの、精米5キロ当たり4000円を切ることは考えにくいとしています。