青森県は安全が確保できた場所から、段階的に通行止めを解除していて大雨からおよそ3週間。
10日午後1時ごろ、最後の区間である雲井の滝と子ノ口の間およそ6キロの通行止めが解除され、全区間で通行できるようになりました。
【高橋芳樹記者】
「こういった土砂や流木が歩道に押し寄せていましたが、現在ではこのとおりきれいに片付けられています」
通行止めが解除されると早速、観光客が整備された歩道を散策していました。その一方で、周りを見渡すとあちこちに大雨被害の爪跡が。
県によりますと、歩道およそ11キロのうち、土砂の堆積が43カ所、倒木・流木が15カ所で発生し、のべ71カ所で被害が確認されていました。
【神戸から】
(Q.3週間ぶりに歩けるようになったんですけど)「知らなかったです、たまたま今来て」
「川の中にも流木がたくさんあって、ちょっと景観が残念なところですよね」
県は、現在「応急復旧の段階」としていて、今後、土のうなど景観を妨げるもを取り除くなど2025年度中の完全復旧を目指すとしています。
【宮下知事】
「9月の3連休に間に合ったということと、本格的な行楽シーズンである紅葉の時期に間に合ったということで大変うれしく思います」「まだ下流のほうは少し水が濁っている部分があります。それは自然の流れですから、上流から少しずつ回復していって、紅葉のシーズンには間に合ってほしいと思っています」