講演会は県不動産鑑定士協会が青森開港400年を記念して開催し、一般市民およそ60人が参加しました。
講師は青森まちかど歴史の庵「奏海」の会の相馬信吉会長です。相馬さんが所属する青森空襲を記録する会が集めた写真や映像資料およそ60点をスライドショーで見せながら、戦前から戦後の青森市の変化をたどりました。
「明治24年上野・青森間が開通。1902年明治35年奥羽線開通」
こちらは、明治9年、1934年に青森市が記録した当時の市内の様子です。人工知能、AIで自動カラー化したことにより、新町の当時のにぎわいが生き生きと感じられます。
こちらは、戦後の昭和30年、1955年のねぶた祭の前身となる青森港まつりの様子です。
【青森まちかど歴史の庵「奏海」の会 相馬信吉さん】
「本当に市民総出の祭りでね、先輩方に話聞くと休みでなくたって役所、皆休み。会社、皆半分休みみたいなもので」
参加者たちはAIでカラー化や映像化した当時の写真を見ながら、懐かしそうに聞き入っていました。
【青森市民】
「すぐその辺に住んでいるんですよ。自分でも結構物覚えている方なので」「懐かしく見させてもらいました」
「商店とかも小さい時に行ったところが、皆廃れていくとかさ、変わっていくのを見て」「若い人がここに住んで、そして街が活性化していくような、そういう政策も取らないといけないかな県も青森市もね」
人工知能、AIによる自動カラー化ってすごい技術ですよね。白黒の写真やフィルムだと想像で補って見ていた部分があったと思うんですが、カラーだとリアルに飛び込んできます。
静止画だった写真もいまの技術では動画に変換できますから、臨場感を持って当時の様子を知ることができますね。
歴史への理解を深めながら、今後の青森市をどんな街にしたいか考えていきたいですね。