県内でのクマの出没件数は9月15日時点で1580件となり過去最多だった2023年のおよそ1.4倍となっています。
これから山菜やキノコ採りのシーズンを迎えることから、県ではクマが出ているところには近付かないことや山に入るときは、1人で入らないことなど基本的な対策を呼び掛けています。
また、クマの駆除に関して、県に対し抗議の電話が複数来ていることが分かりました。電話の相手は県内に限らず、東京や近畿地方、中には九州からも。
【県自然保護課 桜田定博課長】
「クマの扱いに関する自分のご意見を述べるという電話がだいたい」
(Q.長さは)「長い方から短い方から」「しっかりご意見は伺いましたということで」「対応させていただいております」
18日も「命をもて遊ぶな」といった電話が来たそうです。抗議の電話は業務に支障をきたすほどではないとしています。
※クマの出没件数が今年は増えていますが、捕獲された数を見てみましょう。
県によりますとこれまでに有害だとして捕獲されたクマの頭数は15日時点で445頭。出没件数では2023年をすでに上回っていますが、捕獲頭数で見れば2023年の613頭よりは少ないのが現状です。
県は生態系のバランスも考えながら駆除する必要があるとして、「管理計画」の策定を目指していて、現在、意見の公募を行っています。














