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正しい分別で火災を防げ! リチウムイオン電池の廃棄方法は?

2025.10.01(水) 18:45

火災の影響で休止していた青森市清掃工場のリサイクルの選別を行う施設が、1日から運転を再開しました。火災の原因とされるリチウムイオン電池の廃棄方法は皆さんご存知でしょうか?

こちらは5年前、2020年の映像です。青森市清掃工場の破砕選別処理施設で不燃ごみを破砕処理していたところ、火災が発生しました。この火災の原因は、不燃ごみに混入したリチウムイオン電池の発火が原因と考えられています。

多くの充電式の製品で使われているリチウムイオン電池は、可燃性の電解液が含まれているため、大きな火災につながる可能性があります。ごみ収集車での回収やごみ処理施設での作業中でも火が出る恐れがあります。

【青森市 西市長】
「依然として全国自治体の施設から同様の火災報道が続いており、たった1つのリチウムイオン電池からでも大規模被害が生じ得るとの指摘もございます」

2020年の火災以降、休止していた青森市清掃工場の破砕選別処理施設。1日からの運転再開に合わせ、万が一の火災に備えた訓練が行われました。

施設はコンベヤーのベルト材質を金属製にしたり、火災検知や消化散水設備を増やしたりと、火災のリスクを減らす改修工事が行われましたが、市民の協力も不可欠です。

【中井友紀アナウンサー】
「青森市内のごみ捨て場です、こちらご覧ください、出した人は持ち帰ってくださいと書かれていまして、捨てられていた充電式の製品が添えられています」

こちらのごみ捨て場には充電式電池を捨てないよう呼び掛ける案内が掲示されているにも関わらず、充電式の製品が捨てられていました。

【青森市 西市長】
「このような事故を完全になくすには、市民の皆さん一人ひとりが、リチウムイオン電池をごみに出さないようご協力いただくことが非常に重要でございます」

青森市清掃工場の破砕選別処理施設はリサイクルの目的でごみの選別を行う場所だったため、休止している間はリサイクルができず埋め立て処分をしなくてはならない状況が続いていました。

充電式の製品や充電式電池の処分方法を改めて周知していかなくてはいけませんね。

こちらをご覧ください。

青森市役所や市民センターにはこのような「使用済小型家電回収ボックス」が設置しています。充電式電池や充電式の製品の回収を行っています。

また、家電量販店などの店頭やサービスカウンターでも回収を行っています。ただ、こういった場所で回収できない場合があります。

青森市の廃棄物・リサイクル課で見せてもらったのが。

【中井友紀アナウンサー】
「パンパンですもんね、へー」

膨張してしまったリチウムイオン電池です。このようなものを回収ボックスに入れてしまうと発火する恐れがあるため、このような状態の物は青森市役所駅前庁舎3階の廃棄物・リサイクル課の窓口まで持ち込むようにしてください。
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