「いたいた!」
『目の前でクマがクリを食べています』
午後3時前、取材中に姿を現したクマ。子グマでしょうか?藪の中に逃げていきました。
クマの食害に悩まされているのは青森市小館のはやし農園です。クリの木およそ600本を管理するはやし農園の林健司代表は・・・
【はやし農園 林健司代表】
(Q.今シーズンのクリの被害は)「(収穫量は)例年の半分以下、相当数、隅から隅まで食べられちゃって」
3週間ほど前から箱わなを設置。すると16日の夜、子グマがわなにかかる映像が撮影されました。
その後、母グマがわなを倒したため入口が開き、子グマは逃げていたということです。
こちらはきのう早朝の映像です。わなの周りをうろつく子グマ、中には体長およそ1.3メートルのメスのクマがかかっていました。
これで安心・・・は、できないようです。定点カメラに映っていたのは3頭のクマ。林代表は8頭程度のクマがこの周辺をうろついているのではないかと話します。現在も箱わなを継続、定点カメラの台数は2カ所に合わせて3台設置し、観察を続けることにしました。
【はやし農園 林健司代表】
(Q.相当数この周辺うろついている)「いますね。親子のクマ以外にオスの大きいクマも映っていたので、どこにいるか分からないですね」
カメラを仕掛けているもう1カ所を林代表に案内してもらうことに。
【はやし農園 林健司代表】
「沢の方で水が湧いていて水が飲めたりするので」
晩生品種のクリが取れる藪の奥のエリアに進んでいくと・・・
『あ!いたいた!クマいる!』
「いたいた!」
『目の前でクマがクリを食べています』『あ、逃げて行った』
「やっぱりな~」
『あれは子グマですか?』
「子グマですね、もしかしたらきのうの子グマかもしれない」
昼過ぎにも関わらず、クリを食べに来ていたクマ。体長は1メートル程度でしょうか?車が近付くと急いで藪の中へと逃げていきました。
【はやし農園 林健司代表】
「今年は全然取れなくて、収穫に行くと(クマが)食った残骸ばかりで全然残っていない」「今年は危険を感じるので、藪から飛び出だしてくる危険がたくさんあるので、ここらへんはあまり来ていないです」