弘前市は空き家を撤去する代執行を始めました。
【弘前市建設部 木村和彦部長】
「建築物除却の行政代執行に着手することを宣言いたします」
撤去される弘前市中野にある空き家は県道に面していて、近くには学校が多く、子どもたちの通学路にもなっています。
弘前市は所有者に対し、2019年からこれまで行政指導5回、勧告3回、措置命令を1回実施。
しかし、これに応じなかったため、市民の安全を優先し、市として初めて代執行に踏み切ることにしました。
近所の人は30年以上空き家になっていると言います。
【隣の家の住民】
(Q.市の代執行が始まって)「ずっとこのままの状態はちょっと不安だったんでほっとしています」「正直去年とか一昨年とか雪が多い時は家の建物に雪が落ちてきてちょっと壊れたり実害がでていたので」
宣言後、市は解体業者と一緒に建物を確認していました。
【弘前市建設部 木村和彦部長】
「これから降雪の時期にもなります県道ということで交通量も多く歩行者も多い場所ですので気を付けながら解体作業を進めてまいりたいと考えております」
解体は、来年1月中旬までに着手する予定で、1カ月ほどかけて更地に。解体費用は、220万円ほどかかる見込みで、市はその費用を所有者に請求します。















