【クマに最初に気付いた西目屋村職員 坂田知陽さん】
「何かドアにぶつかる音が聞こえたのでその方向を見たんですけど、黒い陰が見えてすぐクマだと分かって、クマが入ってきたと分かりました」
体長50センチほどの小さな子グマです。入り口で左右を確認し、ドアにぶつかり、出ていく際にもまたぶつかり、立ち去っていきました。その時間、20秒余りの出来事でした。
【クマに最初に気付いた西目屋村職員 坂田知陽さん】
「クマはそのまま外に出て左側の方向に逃げていくのは見えました」
クマの姿を捉えたのは入り口に設置した防犯カメラです。当時、職員およそ20人がいましたが、クマは襲うことなくすぐに立ち去り、人的被害はありませんでした。
【クマに最初に気付いた西目屋村職員 坂田知陽さん】
「公共的な建物に入ってくるというのは全く想像もしていませんでしたので、県外でよく見るニュースはひとごとではないなというのは改めて思いました」
村役場の向かいには西目屋小学校があります。正午すぎには校庭でも、クマが目撃されました。
小学校では下校の際、児童を保護者に引き渡す対応を取りました。また村や警察はパトロールを強化したほか、防災無線で注意喚起をしました。
4度もドアにぶつかりながら、慌てて逃げていったクマ。役場に食料があると思ったのか、母グマを探し回って訪れたのか、クマにしか分からない事情があったのでしょう。













