厚生労働省がきょう発表した人口動態統計の概数によりますと、1月から6月までに県内で生まれた赤ちゃんは2290人で、去年の同じ時期に比べ164人減少しました。このままで推移した場合、過去最少を更新した去年1年間の出生数5099人をさらに下回る見込みです。
一方、死亡数は10167人で去年の同じ時期と比較して214人少なくなりました。
子育て施策に詳しい専門家は若い世代への対策が急務だといいます。
【青森明の星短大 最上和幸教授】
「少子化の話をすると学生の方からは結婚をして家庭を持ちたいという人には例えば住宅の確保など、そういう支援があればいいという意見もあるので家庭を持つということに対する財政的な支援が必要かと思います」
また、労働時間の規制緩和については-。
【青森明の星短大 最上和幸教授】
「労働力不足を長時間労働で補うということは少子化対策という点からは逆行するのではないか、ますます少子化に歯止めがかからない状況になるんじゃないかと思っています」
県は、去年策定したこども・子育て「青森モデル」に掲げた少子化対策や子育て支援に関する取り組みを進めるとしています。













