青森市で開かれた「空襲の跡をたどる集い」にはメンバー10人が集まりました。
中泊町出身で青森明の星高校に通う角田温季さん。大人になる前に地元の歴史を知っておきたいと、4月、「青森空襲を記録する会」に入会。
1980年の発足以来初めてとなる、高校生ガイドを志願し、同級生2人と一緒に参加しました。
今回訪れたのは空襲で焼け残り現在も使われている青森製氷の石造り倉庫です。
【高校生ガイド 角田温季さん】
「凝灰岩なのでとても加工がしやすくて火にも強い、耐火性にも優れているところです」「だから残った貴重なところとなっています」
角田さんは、空襲当時の資料や戦争被害者の話などをもとに情報をまとめ、手元のタブレット端末で写真や図を見せながら解説しました。
戦後80年の今、当時空襲を経験した語り部は減少し、「青森空襲を語る会」の会員たちも高齢化が進んでいます。
【参加した人】
「若い人がこうやって思ってくれているんだって、目線が変わって聞けました、大変良かった」「同じ所を周っているんですけど、でもやっぱり違う」
【高校生ガイド 角田温季さん】
「実際こんな感じだったんだと、解説していて自分でも驚かされる部分もたくさんありました」「教育の面で、一般の人々、多くの人々に語り伝えることができたらいいなと思っています」















