国のまとめによりますと今年度の小型スルメイカ漁の全国の漁獲量は配分量を大幅に上回る7796トンで、このうち青森県の漁獲量は3834トンと半分を占めています。
こうした状況のなか、県議会の農林水産委員会ではTAC制度の在り方について質疑が交わされ、三橋一三委員が資源管理と漁業者を守る仕組みが必要だと述べました。
これに対し県は、TAC制度は不可欠としたうえで次のように述べました。
【種市正之水産局長】
「スルメイカに関しては」「TAC制度が始まって以来漁獲枠と漁獲実績に乖離がみられていると状況がありましてTAC制度が漁業者にとってより良き制度となっていきますよう引き続き県議会とも連携しながら国へ要望していきたいと考えています」
県は14日に、小型イカ釣り漁業に関する総合相談窓口を設置し、来年の3月31日までTAC制度や融資制度、経営支援などの相談に応じています。















