こちらは介護の現場でも役立てられているシリコーン製のテープ「ユニバーサルテープ」です。
【中井友紀アナウンサー】
「厚みもあり、弾力性もありまして、滑りにくい素材となっています、伸ばしてみると伸縮性もあるんですね」「他の素材とはくっつかないんですがテープ同士をくっつけると・・・くっつくんですね」
普段使用しているものに簡単に巻き付けることができ、はがしたあともベタつくことがありません。
例えば、まな板に巻き付け野菜を挟むことで力の入らない人を手助けしたり、歯ブラシを持ちやすくしたりと身近な問題解決に役立てられています。
【生徒】
「くっついた!すごい」
東奥学園高校では福祉科の3年生14人が、市内の介護施設の職員とともに、ユニバーサルテープの使い方を考える体験授業が行われました。
テープを販売するシリコーンの専門商社「ニッシリ」の担当者からテープの特長について説明を受けた後、実際の介護現場を想定し、ユニバーサルテープを活用した自助具を製作しました。
自助具は日常動作が不自由な人たちが自立した生活を送れるように助けるもの。
今回は手が不自由な人のために、スプーンや鉛筆を持ちやすくするにはどうしたら良いかをグループに分かれて考えました。
【東奥学園高校 真田龍一福祉科長】
「利用者さん1人ひとりに合わせたものを作り出すという部分では、こういったユニバーサルテープというのはすごく活用しやすいのかと思います」「私たちが地域で高校生育てていただいてますけど、私たちの学びをまた地域の現場に返していったり、発信することができればなと思うので」
東奥学園高校福祉科は今年度の卒業生のおよそ6割が介護施設に就職します。
ユニバーサルテープをこのように傘の柄に付けると・・・テーブルに引っ掛けてもかけても滑って落ちてくることがありません。
自分の傘だという目印にもなりますね。
またハンガーに巻き付けてジャケットのずれ落ちを防ぐこともできます。
日常の問題解決にも役立ちそうな優れものですね。
もともとは配管の補修などで使われていたテープということで今後はいろんな業界で問題解決に役立てられそうですね。
















