統合小学校計画を巡り、11日に板柳町で開かれた住民説明会。町民およそ280人が参加しました。
板柳町は2024年8月の住民投票の結果を受けて、板柳南小学校を改修し統合校にする計画を進めてきました。
しかしその後、総事業費は住民投票時に比べおよそ9億円膨らみ、関連予算案は町議会で4度否決されています。
説明会では、住民を前に葛西町長が、度重なる予算案の否決で町民に不安や混乱を招いたとしておわびしました。
【板柳町 葛西健人町長】
「多くの町民の方々に多大な不安や混乱を与えてしまいましたことを、この場をお借りいたしましておわび申し上げます」
町側は物価高騰の影響などで改修費用が増えたものの、このまま否決が続くと、2028年度の開校予定に間に合わなくなる恐れがあること、国からの補助金およそ9億6千万円が白紙になる可能性があることを説明し、予算案可決の必要性を訴えました。
議会側にも住民への説明時間が設けられていましたが、3月16日の議会で予算案を否決した議員6名は出席しませんでした。
出席した住民からは不満の声が相次ぎました。
【住民】
「町民の思いをどういうふうに捉えているのか、あまりにも軽視している議員さんたちが、何でここに来ないのか本当に腹が立ちます」
「議員っていうのは、町民の代表をしている方ですよね。職務を全うしていないんじゃないかなと」
「反対側の説明も聞きたかったんですけど、それが無かったのでちょっと私は残念だなと」
「私は小学校の子どもがいるんですけど、子どもたちになんて説明すれば、こういう状況になったことを」
【板柳町議会 賛成派 會津大郎議員】
「反対してる理由に関しては私たちも分かりません。明確な返答もらっていませんので、今回こういう機会があったので、私たちも聞けるのかなと思って期待しておりましたが、誰も出席せずこういう状態になってしまった」
住民説明会を受け、板柳町議会は14日、再び臨時会を開きました。
統合小学校の関連予算案可決を目指す葛西町長は、議会に5度目の提案をしました。
【板柳町 葛西健人町長】
「多くの町民の方々が、令和10年4月1日の統合小学校の開校を心待ちにしており、改修工事を早く進めてほしいとの思いを改めて確認できました。その期待に応えるのが町の行政 議会 教育委員会に関わるものとしての責任であると思っております」
前回の臨時会では、反対する議員から発言はありませんでしたが、14日は、葛西幸男議員が反対意見を述べました。
【板柳町議会 反対派 葛西幸男議員】
「新築には60億円がかかると根拠が希薄な事実を持ち出し、参加住民を扇動しています」
その後採決が行われ、賛成5・反対6、これまでと状況は全く変わらず、関連予算案は否決され、5度目の否決。予算案は不成立となりました。
反対した葛西議員に、住民説明会に出席しなかった理由を聞きました。
【板柳町議会 反対派 葛西幸男議員】
(Q.住民説明会について)「私たちを責めることしかないと思ったので、参加しませんでした」
「私たちはもう新築一本でいきますから」
堂々巡りの状況に、葛西町長は。
【板柳町 葛西健人町長】
「ただ数だけでこういうふうにして、こちらがお願いをしてもあくまでもそれが嫌なんであれば、町長であったら駄目だということで、不信任決議案を出していただければと思います」
葛西町長は、再度臨時会を開いて、小学校関連予算案の可決を目指す考えですが、2028年度の開校はさらに厳しさを増していきます。















