県によりますと、10月30日から11月5日までの1週間に県内60の指定医療機関から報告があった感染者数は463人で、前の週から34人減りました。
1医療機関当たりでは、7.72人となっています。
保健所別では、むつ保健所管内で20.17人、弘前保健所管内で10.54人、五所川原保健所管内で6.57人などとなっています。
むつ保健所管内の警報が継続しているほか、弘前保健所管内では、注意報の基準となる10人を上回り、注意報レベルとなりました。
直近5年間の県内のインフルエンザの定点当たりの報告数です。オレンジで示される2022年度のグラフよりも2カ月程度感染者の増加が早まっています。
2023年のインフルエンザの特徴について、青森県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は…。
【青森県感染症対策コーディネーター 大西基喜医師】
「コロナでインフルエンザを押さえきって、我々の免疫状況が変わってしまった、その分免疫は、インフルエンザに対して弱くなって、結局始まりも早くなってしまった」
感染者数は、このまま増加するのでしょうか…。
【青森県感染症対策コーディネーター 大西基喜医師】
「今、非常に緩やかなので緩やかなままずっといって、ある程度の人がかかったら減少に転じると思う、それが今年中ですね」
「あまり、極度に心配する必要は、今回はないと思います」
接種からおよそ5カ月間が有効とされるインフルエンザワクチン。予防接種のタイミングについては…。
【青森県感染症対策コーディネーター 大西基喜医師】
「今まさに流行期に差し掛かって、注意報・警報レベルにきかけているので、そういう意味では、今打った方がいいと思います」
新型コロナワクチンとの同時接種については…。
【青森県感染症対策コーディネーター 大西基喜医師】
「一緒にやって全然問題ないことになっていますので、今の状況なら一緒の方が良い」
(Q.新型コロナの流行は)「新年、年が明けてからの波になるのかなと思います。12月にちょっと上がってきても、ピークが来るのは、2024年1月2月3月に行くのではないか」