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「新型コロナ患者移送業務」で旅行会社5社が談合か 独禁法違反の疑いで公取委が立ち入り検査

2023.11.15(水) 18:45

青森市が2022年度に発注した新型コロナ患者の移送業務の入札を巡り、旅行会社5社が談合を繰り返した疑いが持たれています。独占禁止法違反の疑いで、公正取引委員会が15日、5社の青森支店に立ち入り検査に入りました。

立ち入り検査を受けたのは、青森市にある「近畿日本ツーリスト」、「JTB」、「東武トップツアーズ」、「名鉄観光サービス」、「日本旅行東北」の支店です。

関係者によりますと、5社は、青森市が2022年度に発注した、新型コロナの軽症患者を病院や療養施設に移送する業務を巡る指名競争入札で、談合を繰り返し、独占禁止法に違反した疑いがあるということです。

入札は2022年度に5件、継続的に行われていて、いずれの業務も「近畿日本ツーリスト」が落札。受注金額はおよそ3200万円です。

関係者によりますと、旅行会社5社の支店長が受注調整をし、「近畿日本ツーリスト」から他の4社に、一部の業務を「再委託」していたということです。

市によりますと、市と受託業者の契約上、「再委託」は禁止していて、「再委託」する場合は、書面で申し入れが必要ですが、今回はいずれの件に関しても、書面は出されていないということです。

【青森市保健部 加福拓志次長】
(Q.受け止めは)「こちらとしては、適正に入札等を行っておりますので、今回の件というのは、調査を注視してまいりたい」

青森朝日放送の取材に対し、近畿日本ツーリストは、「引き続き公正取引委員会の検査には協力していきたい」とコメントしてます。
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