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障害児入所施設などで職員が入所児童に虐待

2023.11.15(水) 18:45

青森県立の障害児入所施設で、職員による児童への虐待があったとして、県と施設の責任者が陳謝しました。また、これとは別にファミリーホームでも児童への虐待が確認されたということです。

【青森県立はまなす医療療育センター 盛島利文園長】
「被害に遭われました、入所児童様及び保護者様に、心よりおわび申し上げます」

入所児童への虐待があったのは、八戸市大久保にある青森県立はまなす医療療育センターです。

県や施設によりますと、2023年2月、施設内の居室で50代の女性看護師が10代の男子児童に対し、同室の児童も複数居合わせる中で、「友だちがいないのではないか」といった発言や、過去の交友関係に関して発言し、精神的苦痛を与えたということです。

【青森県立はまなす医療療育センター 中野渡正彦事務部長】
「確認された事実については、一部そのような発言は行った、言ったということは確認できております」

施設から報告を受けた県が聞き取り調査した結果、これらの行為が、児童の自尊心を傷つけ、著しい心理的外傷を与える虐待と認定し、施設に対し再発防止策の策定を求めました。

【青森県健康福祉部 工藤康成次長】
「提出された再発防止策の実施状況をについては、指導監査などにより定期的に確認・指導していくこととしています」

また県は、里親など養育者の家庭で子どもを養育する「ファミリーホーム」でも、虐待があったと発表しました。

このファミリーホームでは、泣いたりしてパニックになった2人の児童に対し、里親が呼び出した別の児童が、頭をたたくなどの虐待行為を、2023年春ごろから繰り返し、里親も黙認していたということです。

【青森県こどもみらい課 大山和也課長】
「必ずしも、毎回たたいていたということではないと思いますが、結構パニックを起こす子どもなので、そういうことは、毎週のようにあったと思います」

調査を行った県は、児童福祉法に基づき、この里親についての処分を検討することにしています。
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