町民や卒業生などおよそ70人が集まった説明会では、鰺ケ沢高校の川浪泰浩校長が、生徒に寄り添った「習熟度別授業」を行ったり、遠くからの生徒も通いやすいよう、始業時間を午前8時40分に遅らせたことなどを説明しました。
高校の再編計画で、2024年度の入学者が20人を下回ると、生徒募集停止の協議に入るとされる鰺ケ沢高校。
20日に発表された1回目の進路志望状況調査では、協議入りの20人を上回る25人が志望しています。
現在、生徒の全国募集にも取り組んでいて、2023年度に誕生したTikTok部を中心に高校や地域の魅力発信に取り組んでいます。
説明会の参加者からは、「伝統の相撲部を復活させ、生徒を募集すれば良いのでは」といった意見が出ていました。
【参加者(鰺ケ沢高校卒業生)】
「子どもの数が少なくなっているから、それもしようもないかなと思ってきたんですけど、皆が一生懸命やっているのを聞いて、ちょっと応援しようかなと思いました」
【鰺ケ沢高校 川浪泰浩校長】
「こんなに町民の皆さんが、本校に興味を持ってくれていることで、非常にうれしく思っています。ぜひ、地域の発展のためにも、また我々も頑張っていきたいなと思いました」