一日に1万4千ケースを梱包できる、日本一の処理能力を持つ「JAつがる弘前」の河東地区りんご施設を訪れたのは、トヨタ自動車の6人の社員。
このりんご施設で働く人は80人ほどで、ピーク時から40人少なくなり、平均年齢は64歳、人手不足と高齢化が大きな課題です。
そこで、トヨタ自動車の徹底的に無駄を排除し、コスト低減を図る手法で知られる「トヨタ式カイゼン」のノウハウを取り入れようというのです。
トヨタの社員は、選果場や箱詰めの作業現場を視察し、改善点を伝えていました。
【トヨタ自動車現場改善グループ 曽根篤チーフエキスパート】
「労働力不足といわれている中で、やはりこちらの施設も失礼になるかもしれないけど、高齢化が進んでいるということをお聞きしましたので、力の弱い方でも仕事ができるようにしていきたいというのが、取り組みのポイントになります」
トヨタは、15日まで視察を行い改善策を提案します。