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「宮下知事」就任から半年 2023年を振り返り 今後の展望を語る

2023.12.21(木) 18:45

宮下知事は、29日に就任から半年を迎えます。そこで、2023年の振り返りと、今後の展望について話を伺いました。

6月の選挙で初当選し、新県政をスタートさせた宮下知事。まずは、現在の状況について聞きました。

【藤原アナウンサー】
「就任からまもなく半年ですけれども、率直に今どんなお気持ちですか」

【宮下知事】
「土台固めというか、基礎固めをしていった半年だったと振り返っています」
「まず一つには、青森県の長期計画、『青森新時代』への架け橋というものを発表して、青森大変革~AX~という、新しい方向性を出しました」
「これからの新しい県政の方向性は示せたと、示してきていると考えています」

【藤原アナウンサー】
「今年の青森県の農林水産業を振り返る中で、夏の高温、ホタテの被害はかなり大きい年だったなと思います。この辺りは振り返っていかがでしょうか」

【宮下知事】
「本当に災害だったなと振り返っています。リンゴを始めとして、その他の農作物も、大変厳しい環境の中で育てざるを得なかった思っています。特に陸奥湾のホタテでいうと、大きな被害だったと振り返っています」

【藤原アナウンサー】
「ホタテの調査結果も出ましたが、そういった結果も踏まえて、追加の支援というのはあるのでしょうか」

【宮下知事】
「災害だからこそ支援しなきゃいけないし、何よりも、我々は産業に対する支援をしていると、つくり育てる産業として、県が何十年もかけて育成してきた産業でもある、そこが壊滅的な打撃を受けると、県の経済全体に大きなダメージがあるということなので、これは、県としてちゃんと対策をしなければいけない、あるいは市町村として対策をしなければいけないということについては、ご理解いただきたいと思います」

一方で、県が直面する長期的な課題には、どう向き合っていくのでしょうか―。

青森県の推計人口は、2023年に120万人を割り込みました。その後も急激な人口減少に歯止めがかかっていません。

【藤原アナウンサー】
「青森県の人口に関しては、どのように今思っていますか」

【宮下知事】
「いわゆる自然減は止められなくても、社会減の方は特に若い人たちが流出する方については、これは歯止めがかけられるはずだと。これを令和6年度の新しい予算の中で様々な提案をして、青森県をリニューアルして、若い人たちもこう注目するような県にして、歯止めをかけていくということはできるでしょう」

【藤原アナウンサー】
「リニューアルという単語も出ましたけれども、そこには、部局の再編もありましたけれども、新しく新設された部局ですとか、そういったところも鍵になってくるというような」

【宮下知事】
「部局の再編というのは、いろいろな意味があるんですけれども、「新しい県庁組織のラインナップが出た時に、県民の皆様には見ていただきたいのは、こういう分野はこれから青森県が強化して、こういう分野について、全国の先頭を走っていくんだという気持ちがあるんだということを見ていただきたいと思います」

11月、県庁組織の大改革を発表した宮下知事。

【宮下知事】
「中途半端な組織再編ではなくて、これから青森県に求められる、青森県民の皆様が、未来を感じられるような組織に大改革するということが求められている」

本庁の組織を現在の7部5局体制から11の部と3つの局に再編し、子育てや若者の定着・還流に取り組む「こども家庭部」などを新設するとしています。

【宮下知事】
「子育てしやすい環境をつくるということは、子育て世帯から選ばれる青森になるというわけですから、青森県に戻ってきたい、一つのきっかけになるだろうと考えたほうが良いのではないかと私は思っています」

そして最後に、新たな年に向け、今後の展望を聞きました。

【藤原アナウンサー】
「『2024年問題』も始まってくる年になりますが、来年に向けてはどういった県政を展開していきたいですか」

【宮下知事】
「いよいよ令和6年度の予算というのが、本格的に、自分自身が県政を動かす予算になりますから、これをまずはしっかりと仕上げるということだと思います」
「その中では、全国で一番先にやるとか、全国のモデルになるとか、あるいは、県民経済について、根本的な課題に触れていくような、様々な事業が出てくると思うんですね。そういったところを、しっかりと県民の皆様の理解を得ながら、皆と一緒に、青森県政を大きく変えていく、青森大変革~AX~を実現していくような、そういう県政を目指していきたいと思っています」

今回のインタビューの最後に、宮下知事に2023年の1年を、折れ線グラフで振り返ってもらいました。

宮下知事お手製の充実度グラフで、1月から12月まで振り返ってもらいました。

【宮下知事】
「1月は、市長として知事選に表明した辺りかな」
「2月は、選考委員会あったから、だいぶ充実度は下がった」

選考委員会というのは、自民党県連の候補者選考委員会のこと。知事選に向け自民党に推薦願を出していた宮下知事。

誓約書への署名を求められましたが、出馬が制約される可能性があるとして、署名は難しいという対応を取っていました。

その結果、自民党県連はいったん、宮下知事とは別の立候補予定者を推薦候補とすることを決めましたが、県連内から異論が相次ぎ、結局は「自主投票」に落ち着きました。

【宮下知事】
「3月に市長を辞めまして、フリーの身になりました」
「本当は、市長辞めたからゼロなんですけれど、市役所の職員にいいお見送りをされたから60ぐらいでしょ。そのあと、4、5、6と皆の応援があって後援会活動や選挙があって、こうピークに達して、やっぱり知事になってから、充実度100%で今まで来てしまいました」
(Q.充実した知事生活)「充実せざるを得ない」
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