県内ニュース

NEWS

ニュースランキングはこちら

「県産ホタテ」の早期再生を目指し関係者が協力へ

2024.01.05(金) 18:45

高水温の影響や中国の禁輸措置で、打撃を受けたホタテ産業についてです。生産者と加工業者は、行政など関係機関と協力し、危機的状況からの早期再生を目指します。

青森市で開かれた新春祝賀会には、青森県内の水産関係者などおよそ110人が出席。県漁連の二木春美会長が、陸奥湾の養殖ホタテは、最大の危機に直面しているとして、早期の再生を目指すと述べました。

陸奥湾ホタテを巡っては、2023年は、夏場の高水温の影響により、陸奥湾全体で半数以上の稚貝がへい死しました。

また、福島第一原発の処理水放出に伴う中国の禁輸措置により、水産加工業者が大量の在庫を抱えるなど大きな影響を受けました。

【青森県漁連 二木春美会長】
「どうしても親貝が必要だということで、皆さんで協力し合って、親貝を湾内から出荷しないで、(産卵期が終わる)4月までもたせようという考えです」

青森県漁連によりますと、2023年度の陸奥湾ホタテの販売高は、2022年度より20億円ほど少ない130億円にとどまる見込みで、2024年度は、これをさらに下回ることが確実な状況です。
< 前の記事 県内ニューストップ 次の記事 >
週間ランキング
月間ランキング

・回線状況や時間帯、また閲覧する環境によっては正常に動画が再生されない場合がございます。ご了承くださいませ。

・本サイトで公開中の動画及び過去の動画につきましては、DVD等の別媒体への複製や動画ファイルによる個別提供のご依頼は有料無料問わず全てお断りしています。