パリオリンピックの日本代表に内定したばかりの奈良岡功大選手がオリンピックへ向け地元・青森市浪岡でトレーニングを再開しました。
21日は東京で行われた代表内定発表会見に参加していた奈良岡選手。22日の朝一番で青森市に戻り、慣れ親しんだ浪岡体育館でトレーニングに臨みました。
【奈良岡功大選手】
「昔からの地元の場所ですし、ここで強くなったので、次もシンガポールオープンがあるので、それに向けて練習したいなと思って帰ってきました」
小・中・高と毎日のように通った体育館。大学進学以降も試合での遠征以外は地元でのトレーニングを基本としています。“生粋の浪岡っ子”に地元の良さを聞いてみると。
【奈良岡功大選手】
「雰囲気も良いですし、育った場所なので、空気が好きで安心するというか、応援してくれている人もたくさんいますし、頑張ろうって思える場所です」
今回はオリンピックに向けたトレーニングの一環としてナショナルチームの中西洋介コーチが駆けつけ、3時間ほど指導を受けました。かなりハードなメニューも明るい表情で乗り越えていました。
【中西洋介コーチ】
「初めて会ったのが中学校2年生、彼が、その時から技術が非常に高くて」
「世界の選手の中でも、ネット付近でのスキルは、3本の指に入るレベルだと思います」
その技術というのが。
「(決められた相手が叫ぶ)あーーー!」
打つ瞬間に手首を返し、相手の逆を突く“奈良岡クロス”です。さらに・・・
「(奈良岡選手が決める)(相手が叫ぶ)あーーー!」
“奈良岡クロス”にもうワンフェイクを足した“奈良岡クロススペシャル”。
奈良岡選手は24日まで青森市でトレーニングを行い、28日からはシンガポールオープン、その後はインドネシア、オーストラリアと海外を転戦します。
「プレッシャーで左耳が聞こえなくなったり」パリ五輪内定のバドミントン奈良岡功大選手に迫る<前編>