リサイクル燃料貯蔵の高橋泰成社長は県庁を訪れ、宮下知事に2024年度から3年間の貯蔵計画を報告しました。
【リサイクル燃料貯蔵 高橋泰成社長】
「安全を最優先に2024年度第2四半期(7月~9月)の事業開始を目指していきますので、宮下知事におかれましては、引き続きのご指導賜りたくお願い申し上げます」
リサイクル燃料貯蔵によりますと、事業開始時期は、2024年7月から9月の間。安全対策工事については、計画通り3月中に完了するとしています。
7月以降に、稼働前の最終検査に用いる使用済み核燃料が入った貯蔵容器、キャスク1基を新潟県の東京電力柏崎刈羽原発から搬入します。
さらに、2025年度は2基、2026年度は5基と、3年間で8基を搬入するとしています。
【宮下知事】
「安全に操業するということが最も大切なことで、県民の皆様の事業についての理解を深めていく活動が重要になってくると思いますので、自分としてはようやくスタートラインに立ったなという気持ちでいます」
また宮下知事は、リサイクル燃料貯蔵に対して核燃税を課す考えを示しました。
この後、リサイクル燃料貯蔵の高橋社長らはむつ市役所を訪れ、山本知也市長にも計画を伝えるとともに、事業開始時期を原子力規制委員会へ届け出たと報告しました。
山本市長は、市民への安全対策を中心とした説明や、事業開始後、貯蔵する5000トンの中長期的な見通しを速やかに示すよう求めました。
【むつ市 山本知也市長】
「貯蔵計画の確実な履行に向けて、市民の安全を大前提に着実な事業開始、事業運営に努めていただきたい」