明治の名匠、堀江佐吉の最高傑作ともいわれる旧第五十九銀行本店本館。完成から19日で120年を迎えました。
特別にある場所が公開され、抽選で選ばれた県内外の20人が集まりました。
【坂本庸明記者】
「こちらは普段は入れない3階の塔屋部分です。中に入ってみますと、床や壁など120年前の趣を感じることができます」
特別公開されたのは、屋上から突き出した塔屋部分。この公開を待ちわびていたという人も。
【弘前市の建築士】
「初めて見るからうれしいね。どんな見晴らしがあるのかね」
細い階段を登って塔屋部分に着くと、中心街を一望できる空間が―。
参加者たちは、120年前の状態に近い床や壁などを撮影し、貴重な体験を楽しんでいました。
【弘前市の建築士】
「うれしかったです。今まで何回もここに来ているんだけど、ここ(3階塔屋部分)だけは上がったことがなかったので」
【東京からの参加者】
「どんな造りかなと思ったんですけど、これで建物が成り立っているんだなというのが面白く見させていただきました」
塔屋は19日だけの公開ですが、旧第五十九銀行本店本館は、毎週火曜日を除き一般公開されています。