青森県漁連によりますと、4月の陸奥湾ホタテの水揚げ量は、成貝と半成貝を合わせて696トンで、2024年の36.1%、2023年と比較すると13.2%にまで激減しています。
【むつ湾漁業振興会 立石政男会長】
「令和5年が約5万t、去年が約3万t、今年は2万tいくかどうかということで、3年も不漁が続けば、今年もまた悪いとなれば、漁業者そのものが大変だし組合も大変だし危機的な状況と言っても過言じゃないと思っております」
このような状況の中、青森市でホタテの実態調査に関する会議が開かれました。水産総合研究所によりますと、2025年は親貝から産まれたラーバと呼ばれるホタテの赤ちゃんの数が例年の1割程度と少なく、稚貝の確保が課題となっています。
陸奥湾では、5月19日から22日まで、湾内10の漁協を対象に2024年に産まれたホタテの大きさや重さ、異常の有無について調査を行います。