【唐牛樹三郎記者】
「今のホタテの生育はどうなっているのか湾内の漁協ではきょうから秋の実態調査が始まりました」
調査は養殖ホタテの生育状態を確認するため、毎年春と秋の年2回行っています。このうち平内町漁協の土屋支所ではきのう引き上げた養殖かごから稚貝を取り出し、死んだ貝の割合や貝の大きさや重さを測定しました。
きょうの調査では2カ所中1カ所でおよそ8割の貝がへい死していて、残る1カ所でもへい死率が5割を超えていました。
【平内町漁協 柴田操専務】
「高水温の影響で採取そしてその後の管理をしている中で現時点でこれだけへい死している状況なので去年より非常に悪いのではないかという思いはあります」
生き残った貝も成長は鈍く、大きさは小ぶりだということです。
【平内町漁協 柴田操専務】
「平内町漁協としては、ここ2年こういう状況が続いていて今年が過去最低の数量という形できたんですが来年はさらに記録を下回るような状態なのではないかと心配してます」
秋の実態調査は、湾内10の漁協で14日まで行われ、結果は県がとりまとめ来月公表する予定です。














