きのう午後5時3分ごろ、三陸沖を震源とする最大震度4、マグニチュード6.9の地震がありました。
一時、岩手県の沿岸には津波注意報が発表されました。県内では最大震度3、津波注意報は出ませんでした。
また気象庁はきのう開いた会見で、今回の地震はプレートの境界で起きた逆断層型だったとの見解を示しました。
【気象庁会見】
「今後1週間程度、特に今後2~3日の間は最大震度4程度の地震に注意していただきたい。また、この地域、過去にも続発した地震の事例もありますので、今回よりもさらに強い揺れが発生する恐れもありますので注意していただきたい」
気象庁は、今後1週間ほど、同じ程度の地震やさらに規模の大きな地震が発生する可能性もあるとして、注意を呼び掛けています。
また、津波工学の専門家東北大学の今村文彦教授は、震源域は東日本大震災よりも北側の岩手沖で、およそ30年周期で繰り返す地震と分析しています。
【東北大学災害科学国際研究所 今村文彦教授】
「1992年7月に発生した(三陸沖の)地震の規模・場所、また津波も当時、今回と同じ規模のものが観測されましたので、非常にに類似していると思います」「(東日本大震災規模の)可能性もゼロではないので、それに対しても注意してください。避難の確認であったり、持ち出し品の点検であったり、日常の中でもしっかり対応をいただきたい」














