2021年、八戸港沖で座礁し船体が2つに折れたパナマ船籍の貨物船「クリムゾンポラリス」。
船主側の代理人は2024年7月、現場海域に残された船尾は、大部分が海底の土砂に埋まり、完全撤去が不可能になったと明らかにしていました。
16日に非公開で行われた報告会では、船主側の代理人が、残された船尾の内容物が流れ出ないよう開口部を塞ぐ作業が2024年9月に完了したと報告しました。
【船主側代理人 赤塚寛弁護士】
「3年半かかるということに対しては、予想しなかったことではありますが、そもそもの事故原因としては、船主側に責任があると考えておりますので、長期に及んでご不安・ご心配をお掛けしました皆様には大変申し訳ないと思っております」
船尾を海底に残すことへの補償については、現場海域で漁業を行う7つの漁協と2024年12月末までに大枠で合意に至ったということです。