農林水産省が料理人の功績を表彰する「料理マスターズ」。最高賞にあたるゴールド賞を受賞したのは、弘前市のイタリアンレストラン「オステリア・エノテカ・ダ・サスィーノ」のオーナーシェフ、笹森通彰さんです。
ゴールド賞の受賞は「青森県内初」で、これまで受賞した全国の11人の中で「最年少」での受賞となります。
宮下知事に受賞の報告をした笹森さんは、リンゴの搾りかすを飼料として再利用したラム肉を黒石市の新たな特産品として開発したり、ブドウ栽培やワイン製造で弘前市のワイン産地としての認知度向上に貢献したりと、地産地消や食文化の普及に尽力してきました。
【宮下知事】
「『ガストロノミーツーリズム』というのは、次の青森県の観光の展開にとって大事なことだと思っています」
宮下知事は、食や食材に関連した体験や活動を行う観光「ガストロノミーツーリズム」につながると期待を寄せました。
【「料理マスターズ」ゴールド賞 笹森通彰さん】
「ゼロイチ」が好きで、0から立ち上げて1にして」
「いろいろ新しいものをつくるのが自分に合っているのかなと」
(Q.今後は)「単にレストランに来て食事じゃなく、ワインを買うだけじゃなく、体験も含めた新しいスタイルの施設をやりたいなと」
最近は、若い料理人や、新しい取り組みに挑戦する生産者が増えてきていることから「弘前を食の街として伸ばしていきたい」と意気込んでいました。