2024年は、雪不足のため制作できなかった「冬の田んぼアート」。2025年は、たっぷりの雪に恵まれました。縦90メートル、横140メートルもある広大な雪のキャンバスの上を、スノーアーティスト集団イッツオーケーのメンバー9人が、スノーシューを履き、雪を踏み固めてアートを描いていきます。
2025年のテーマは、「GOD EYE(未来を見据える瞳)」。平川市在住のアーティストGOMAさんがデザインした作品にアレンジを加えた幾何学模様となっています。
【弘前市から来た女性】
「想像以上に大きい。素晴らしい、光がこう入ると素敵です」
会場では、ここ1週間、雪が降らなかったことで、固く重い雪に。雪質によってアートの制作方法が異なるといいます。
【スノーアーティスト集団イッツオーケー 田澤謙吾代表】
「雪質が固い状況の時には踏み締めてというか少し力を入れて歩いて、少しでも深さが出るようにそういうことに気を付けながら作っています」
フワフワの雪とは違う難しさを抱えながら、メンバーたちは、2年ぶりに制作できる喜びをかみしめながら、アート作りに励んでいました。
【スノーアーティスト集団イッツオーケー 田澤謙吾代表】
「今年の雪にはうんざりされている方が多いかもしれませんけれども、雪はこんな楽しみ方もあるんだな、ということを感じていただければ非常にうれしいので、ぜひとも足を運んでいただきたいと思います」
そして、午後5時からオープニングセレモニーが行われ、2年ぶりの「冬の田んぼアート」が開幕しました。
「テープカットです、どうぞ!」
【寺崎美佑アナウンサー】
「ライトに照らされ幾何学模様がくっきりと浮かび上がっています。5時間半かけて作られ、過去最大級の大きさということで、この迫力に圧倒されます」
ライトアップされたアートが日中とはまた違った表情を見せています。
「冬の田んぼアート」は、田舎館村の道の駅いなかだてで、26日まで開かれていて、ライトアップは日没から午後8時まで実施しています。展望台への入館料は、大人300円、小学生100円となっています。