警察によりますと、青森県内に住む50代の男性は2024年3月ごろ、SNSを通じて知り合った男から、デジタル絵画や暗号資産への投資話を持ち掛けられました。
男性は、男の指示に従って合わせて3828万円相当の暗号資産を購入し、指定されたアドレスに送信しましたが、利益を出金できなかったことなどから不審に思い、被害に気付いたということです。
一方、青森県内に住む80代の女性は、1月7日、警視庁の「ナカヤマ」や検事の「キムラ」を名乗る男らから、電話で「大麻のマネーロンダリングにあなた名義の口座が使われている」などと言われ、容疑者でないことを調査するために、貴金属店で金塊を購入するよう指示されました。
指示に従い時価にしておよそ2100万円相当の金塊を購入し、紙袋に入れて自宅の風除室内に置くと、その後、紙袋はなくなり、男らと連絡がとれなくなったということです。
警察はもうけ話や金品の要求には1人で対応せず、家族や知人、警察などに相談するよう呼び掛けています。