弘前市清水森にある住宅の前に現れた高さ2.5メートルほどの巨大な顔の雪像。モチーフは「王林」さんです。
津軽焼伝統工芸士に選ばれている職人の高野博さんは、20年ほど前から人物の顔をテーマに雪像を作ってきました。
2024年は雪不足で作ることができませんでしたが、2023年は大谷翔平選手、それ以前には喜劇王のチャップリンや、第16代アメリカ大統領リンカーン、それに西郷隆盛といった雪像を作ってきました。
2月上旬から本格的に制作を始め、10日に形が見えてきました。もっぱら使う道具は柄が折れたスコップ。顔の曲線を整えるのにも、細かな削り出しにもちょうど良いそうです。
気温が上がったり雨が降ったりすると溶けてくるため、手直しが必要です。
王林さんの写真を参考に作ってきましたが、出来栄えについて自己評価は?
【津軽焼職人 高野博さん】
「口の形とかが特徴があるので作りやすいかなと思ったのですが、意外とやってみると難しいというのがしみじみと感じています」
「すごく熱中できるので、それはそれで楽しみながらやってはいるんですけど」
王林さんの雪像は、2月いっぱい楽しめる見込みです。
【津軽焼職人 高野博さん】
「気温が高くなってくるとすぐ顔が溶けてしまったりするので、気候を見ながら、もしご覧になりたい方は見に来ていただければとは思います」