【稲葉千秋アナウンサー】
「まだ雪が多く残る中、今年は例年よりも3週間ほど早く、すでにねぶた小屋の設置作業が始まっています」
青森市の青い海公園で、17日から設営が始まったねぶた小屋。例年、4月上旬からおよそ1カ月掛けて行われますが、2025年は万博で披露するねぶた制作のため、4月中旬には終えられるよう、前倒して進めています。
市によりますと、青森市役所ねぶた実行委員会の新作の大型ねぶた1台が、6月14日と15日、大阪・関西万博で開かれる「東北絆まつり」に参加するということです。
19日に開かれた青森ねぶた祭実行委員会では、2025年の基本方針が示されました。
運行方式は、2024年から導入した2点スタート方式。運行団体は、2023年、運行中に起きた暴力事件を受けて2024年は参加を見送った青森青年会議所が参加の意向を示し、2025年は23団体すべてが出陣する予定です。
また、2025年は新たに有料観覧席の先行抽選販売を6月中旬から行います。
【青森ねぶた祭実行委員会 佐藤健一実行委員長】
「問題を起こした団体は大変反省されて、どうしてこういったことが起きたのかということを真摯に検証されていたようであります」
「フルの姿をご覧いただけるということで私どもとしては大変喜んでおります」
青森ねぶた祭は8月2日から7日までです。