「まだ雪が残っている弘前公園、きょうはあいにくの天気で肌寒い体感です。そんな中、桜よりも一足早く、ロトウザクラが見頃を迎えています」
まだ春の気配が遠いピクニック広場にあるロトウザクラ。桜という名前がついていますが実はモモの仲間です。開花は3月25日。寒い時期にいち早く、花をつけます。
桜の開花が待ち遠しい中、可憐な姿を楽しませてくれるロトウザクラの見頃は、あと1週間ほどです。
さくらまつり開幕まで2週間を切った中、桜の開花予想が発表されました。
前回から変わらず、園内の開花は平年より6日早い16日、満開は21日、外堀の開花は15日、満開は20日、桜のトンネルは開花が17日、満開が22日の予想です。
また、花吹雪と花いかだの見頃は24日から28日の見込みです。
【弘前市公園緑地課 橋場真紀子さん】
「寒い日も多かったのですけれども、桜は成長を続けておりまして、だんだんつぼみのほう成長しているのが確認されます」
「順調に成長しております」
また園内では、まつり期間中の事故を防ぐため、雑踏警備訓練が行われました。市職員や警察などおよそ40人が参加。
出店が立ち並ぶ坂道で混雑が発生したとの想定のもと、別の道へ誘導する動きを確認しました。
2025年は、海外から大勢の観光客が来る可能性もあり、英語での案内表記とアナウンスを実施します。
【英語でアナウンスする職員】
(日本語訳)「現在混雑のため、一時的に通行ができない状態になっております」
【弘前市観光部 白戸麻紀子部長】
「もし雑踏が発生した場合には、速やかに対応をして安全安心に皆様に楽しんでもらうように努めてまいりたいと思っております」
弘前さくらまつりは16日に開幕します。
週間予報を見ますと、弘前の最高気温は次週後半には20℃を超える日もある予想で、桜守の橋場さんによりますと「高温が続くとつぼみの成長を早める」ということですので注目していきましょう。