園内全体のソメイヨシノが満開となった弘前公園。桜が競うように咲き誇っています。
樹齢144年「最長寿のソメイヨシノ」は、東内門から見ると、額縁の中に桜が収まった絵画のような光景に。
西堀にかかる「春陽橋」、そこから連なる「桜のトンネル」は、360メートルわたって、110本の桜が訪れた人を包み込むように花を咲かせています。
【神奈川から来た人】
「本数もすごく多いので豪華ですよね。きれいです」
【栃木から来た人】
「空が見えないぐらい桜が咲いて」
「距離も長いので、圧倒されました」
訪れた人を魅了する「桜のトンネル」。今年は…。
【弘前市公園緑地課 桜守 橋場真紀子さん】
「今年、『桜のトンネル』の見応えが一番良いという数値を得ておりますので、満開になったこの桜を皆さんに楽しんでいただきたいと思っています」
市公園緑地課では、2002年以来1つの花芽から咲くつぼみの数の平均値を毎年、調査しています。
これまでは4を下回っていましたが、2025年は4.65と過去最高となりました。このため、今回の桜のトンネルは豪華な咲きぶりということなんです。
【田舎館村から来た人】
「もこもこ感がすごいですよね、今年は」
「感動ですね」
「ちょうど今満開というのもあるんでしょうけども、もこもこ感がすごいから、花芽も良かったんじゃないかと思っていますけど」
桜守たちが行うせん定と肥料を施し、土壌改良をした成果です。
【弘前市公園緑地課 桜守 橋場真紀子さん】
「(今後も)樹勢回復に取り組んで、園内どこでもそれぞれの場所で、見応えのある桜を作っていけたらと思っています」
桜のトンネルの満開は、26日ごろまで続きます。