風にあおられ、ひらひらと舞い落ちる花びら、堀を埋め尽くし現れるのが「花筏」です。弘前公園ならではの光景です。
【兵庫から】
「きれいですね」
「なかなかこういう光景は見たことがなくて、お堀があるからこうたまるんですよね。非常に幻想的で良いなと思います」
【宮城から】
「仙台の近くには一目千本桜というのがあるんですけど、ここの方が華やかですね」
「これを見たかったので感無量です」
この光景を守るため、弘前市公園緑地課は2024年から大がかりなせん定に取り組んできました。2023年の夏、高温により、外堀の57本の木に枯れ枝が確認されたためです。
【弘前市公園緑地課桜守 橋場真紀子さん】
「通常の維持管理では作業が難しいというところで、専門の業者さんに入ってもらってせん定をしたところです」
水を吸い上げにくい高いところに集中する枯れ枝を切り取り、花が咲かない枝を少なくしたことで景観が良くなりました。
【弘前市公園緑地課桜守 橋場真紀子さん】
「新しい枝の方に葉っぱのつけた細い枝がたくさん確認されております。数年経つとそこに花がつきますので今しばらくこの桜の回復を一緒に待っていただければと思います」
花筏の見頃は30日まで続く見込みです。