青森市のホタテ加工会社「山神」の3つ目となる工場の竣工式には、神武徳社長や宮下知事たちが出席し、完成を祝いました。
この第3工場は、ALPS処理水関連の規制強化を踏まえた、地域の加工拠点整備支援の一環として整備されました。
高水温の影響で、ホタテの水揚げ量が激減する厳しい現状ながら、山神では「未来への挑戦」と位置付け、アジアやヨーロッパなど海外市場への展開を加速させるとしています。
主に刺し身などで食べられる生のホタテの貝柱を加工する工場では、1日最大で30トンを対応することも。
作業時間を短縮し、鮮度を保ったまま加工するために初めて導入した機械があります。
コンベヤーに乗せたホタテは、自動で作業者の元へ流れてきます。さらに。
【坂本庸明記者】
「分けたホタテの貝柱をこちらに、それ以外をこちらに投入すると、自動でそれぞれの工程に運ばれるということです」
最新の機械を導入した山神の第3工場は、6月上旬から稼働予定です。
【山神 穐本美幸専務】
「今ある水揚げの商品に付加価値を付けて、高品質なものをお客様に提供するために、従業員で力を合わせて頑張る、これ一択で進めていきたいと思います」