7日は対馬孝之デスクと一緒にお伝えします。
公示直後に行った調査に、取材で得た情報を加味して伝えします。
まずは今回の青森選挙区の立候補者です。
届け出順に、自民党の現職滝沢求さん(66)、立憲民主党の新人福士珠美さん(60)、参政党の新人加藤勉さん(65)、共産党の新人荻野優子さん(33)、政治団体「NHK党」の新人佐々木晃さん(53)5人が立候補しています。
投開票までまだ2週間あります。今回は序盤での調査ではありますが情勢はどうなっていますか?解説をお願いします。
まず調査方法です。情勢調査は7月3日と4日、青森県内の有権者を対象にインターネットによる調査を実施し、今回は1225人から有効回答を得ました。
立憲の福士さんが一歩リードし自民の現職滝沢さんがわずかの差で追う展開となっています。
参政党の新人、加藤さん共産党の新人、荻野さん政治団体「NHK党」の新人佐々木さんはいずれも現在、厳しい戦いです。
ただ、調査の時点で投票態度を明らかにしていない人がおよそ4割います。情勢は変化する可能性があります。
立憲福士さん一歩リード、自民・現職の滝沢さん追うという序盤の情勢ですね。
その通りです。投票態度を明らかにした人を候補ごとに分析します。
立憲の新人福士さんです。
立憲支持層の9割以上の支持を固めたほか、支持する政党のない有権者、「無党派層」の半数以上の支持を集めています。
年代別の支持はどうなっていますか?
福士さんは70代以上からの支持が比較的厚くなっています。一方、女性からの支持は3割にとどまっています。
自民の現職滝沢さんです。
自民支持層の9割近くを固めたほか、公明支持層の大半の支持を得ています。
無党派層はどうでしょう?
立憲の福士さんほど浸透しきれていないというのが現状です。年代別にみると50代と60代の4割に浸透しています。
職業別ではどうですか?
農林漁業者の支持が比較的厚いほか、事務・技術職や主婦層の4割の支持を得ています。
全国の情勢についてはどうなっていますか?
朝日新聞社が行った参院選の情勢調査とANNの取材によると、全国32の1人区で自民党がリードしているのは12にとどまっています。
自民・公明で過半数に届くかは微妙な情勢でしょうか?
多くの選挙区で互角や激戦となっています。国民や参政に勢いが見られるところもある状況です。
公示直後の調査で投票態度を明らかにしていない有権者がいるため、情勢は今後、変わる可能性があります。