30日午前にカムチャツカ半島付近で発生した地震の影響で、八戸港では30日午後7時16分に80センチ。むつ市関根浜では31日午前0時27分に40センチの津波が観測されました。
イカ漁が最盛期を迎えている太平洋沿岸。30日は津波警報が出されたため、水揚げ作業の途中で漁船を沖に避難させました。
第三魚市場では、30日に作業できなかった9000ケースの水揚げ作業を、31日午前8時から行いました。
カムチャツカ半島付近を震源とする地震の影響で県内に出されていた津波警報・津波注意報は午後4時半までにすべて解除されました。
海辺に観光施設が並ぶ青森市。
「ねぶたの家ワ・ラッセ」は、津波注意報や避難指示のため、午前9時のオープンを見送りました。津波注意報が午前10時45分に解除されると、まだ閉館の知らせが貼られているにも関わらず、次々と観光客が訪れます。
【台湾から来た人】
(Q.ねぶたの家ワラッセを訪れる予定)「はい、けさ訪れる予定でしたが津波で閉まっていました、オープンしているかどうか、あすまた来ます」
しばらく待っていると…。
午前11時すぎに、営業を再開。観光客が続々と入場しました。
【埼玉から来た人】
「三内丸山に移動しようかと思ったが、もう1回来てみたら開いてた、良かったです」
【神奈川から来た人】
「良かった、横浜から来たかいがあったわ」
一方でA-FACTORYは31日いっぱい臨時休業し、8月1日に営業を再開します。
青森県によりますと、避難所は13市町村で最大56カ所開設され、最大2637人が避難しました。県内での大きな被害は確認されていないということです。
県内の在来線も現在、通常通りの運行となっています。
一方、県内を発着するフェリーの一部に遅れが出ています。