「いえーい!」
青森ねぶた祭の各賞が5日夜に発表されました。
総合的に最も優れた団体に贈られるねぶた大賞には、青森菱友会が選ばれました。
青森菱友会の「海王」は、青森開港400年を迎えたことにちなんで、海の守護神ポセイドンの勇姿をねぶたで表現した作品です。
制作した第7代ねぶた名人の竹浪比呂央さんは、最優秀制作者賞を受賞しました。
【竹浪比呂央さん】
「素直にうれしいです」
「単純明快、ガツンと迫力のある、これぞねぶたというのを表現できたかと思います」
また、今回の受賞が現役最多を更新する10回目となります。
【竹浪比呂央さん】
「最優秀10回というのが1つの目標でしたので、2桁に乗せることができてうれしく思っていますし、これが若い人の刺激になればいいし、逆に私もまだまだ若い人には負けずに目指していきたいと思っています」
【青森菱友会 林均ねぶた実行委員長】
「まだあすもあるので、あすは額を下げて、沿道の皆様には良いねぶたを見せたいと思います」
青森菱友会が、大賞と最優秀制作者賞を共に受賞するのは2年ぶり6回目です。
審査結果の発表から一夜、ねぶたの家ワ・ラッセでは、表彰式が行われました。
受賞団体と制作者には、各賞の額と盾が贈られました
6日夜は大型ねぶた23台すべてが運行されるほか、7日の海上運行には、受賞3団体と実行委員会から推選されたマルハニチロ侫武多会が出陣する予定です。
【青森菱友会 林均ねぶた実行委員長】
「沿道の皆さんに『大賞』と付いている、そして『最優秀制作者賞』という2つの額を付けたねぶたを沿道の皆さんに見せられたらと思っていますので、特に扇子持ちは力が入るんじゃないかなと思っています」
この他の審査結果は次の通りです。
知事賞はヤマト運輸ねぶた実行委員会、市長賞はJRねぶた実行プロジェクトが選ばれました。商工会議所会頭賞は、あおもり市民ねぶた実行委員会。
また「役小角」を制作した北村麻子さんは、優秀制作者賞も受賞しました。
観光コンベンション協会会長賞は、プロクレアねぶた実行プロジェクトが選ばれました。
また、「Nobunaga~天下創世(Creatio mundi)~」を制作した野村昂史さんは、優秀制作者賞も受賞しました。
このほか、運行・跳人賞はヤマト運輸ねぶた実行委員会。囃子賞は日立連合ねぶた委員会が選ばれました。