【唐牛樹三郎記者】
「県南地方の米どころ、十和田市では早くも稲刈りが始まっています」
十和田市沢田地区にある沢井清治さんの田んぼです。稲の生育が順調に進んだことから例年より早く稲刈りが始まりました。沢井さんはおよそ9ヘクタールの田んぼで、主食用米のまっしぐらとはれわたりを栽培しています。
9月1日に刈り取った稲は4カ月前の5月10日に田植えをしたものだということです。
【コメ生産者 沢井清治さん】
「10年前に比べれば全然早くなっているので、今年は特に6月の気温が高いことによって刈り取り時期が10日以上早くなっています」
また、2025年は夏場に気温の高い日が続きましたが、水管理を徹底することで稲の生育を良好に保ってきました。来週には、はれわたりの稲刈りも始める予定です。
【コメ生産者 沢井清治さん】
「水の管理も高温に向けてそれなりの飽水管理などをやっていましたので、出来自体としては多分平年並みの(10a当たり)10俵くらいになるんじゃないかと思っています」
県によりますと、刈り取り適期はいずれも早い所で県南地方であさって3日ごろから、津軽地方で4日ごろからということです。
県は稲の登熟状況を確認し、刈り遅れによる品質低下を防ぐため、適期を迎えたら速やかに収穫するよう呼び掛けています。