検討委員会で示されたツキノワグマの管理計画の原案では、下北半島や白神山地など県内4つのユニットと、津軽半島の監視区域に分け、それぞれ推定生息数に対する捕獲目標数が初めて示されました。捕獲上限数も設けています。
また、1日に施行された改正鳥獣保護管理法では人の生活圏にクマが出没した場合、各市町村の権限で猟銃の使用が可能となりました。委員からは市町村の負担が増えるのではといった意見が出ました。
【県自然保護課 櫻田定博課長】
「県としては、市町村が作成するマニュアルづくりをしっかり支援していくとともに、実際にこれから実地での訓練なども行われると思います。それらに積極的に参加して、より実効性のあるマニュアルにしていきたい」
県では今後この管理計画案についてパブリックコメントで広く意見を集めるとともに、県の環境審議会への諮問・答申を経て11月1日に施行する予定です。