記録的な暑さとなった2025年の夏。
気象庁によりますと、青森の6月から8月までの3カ月の平均気温は24.4度で、過去30年間の基準値よりも3.4度高くなりました。
1カ月ごとに見ると、すべての月で基準値を上回り、特に7月は、基準値よりも5度近く高い26.6度で、過去最も高くなりました。
また、最高気温の3カ月平均は29.4度で、こちらも基準値を4.1度上回りました。中でも、7月の最高気温の平均値は31.9度と、基準値より5.9度も高くなりました。
30度を超えたのは統計開始以降初めてです。8月の最高気温の平均値は30.7度で、最も高かったおととしには届かないものの、基準値を上回りました。
ウェザーニューズによりますと、こうした記録的な暑さとなった要因は、地球温暖化による全体的な気温の上昇と、ここ数年継続している海面水温の高さ。そして、日本付近で偏西風が北に蛇行しやすかった今年の傾向が重なったためだということです。
1カ月予報では、今後も気温は平年より高い状態が続く見通しで、残暑が長引くとみられます。引き続き熱中症対策を心掛けてください。