さくら野青森本店では、ねぶた師北村蓮明さんと春一さんの大型ねぶたの原画作品、合わせて36点などが展示されています。
こちらは展示作品の中で最も古い、2001年の蓮明さんの作品です。さくら野の前身「青森ビブレ」が最後に出したねぶたで、商工会議所会頭賞を受賞しています。
こちらは2015年、ねぶた大賞を受賞した日立連合ねぶた委員会の蓮明さんの原画。投げ飛ばされる仁王像が、迫力を感じさせます。
春一さんが2016年、NTTグループねぶたで制作したねぶたは、初めて正面に女性のねぶたを描きました。
それ以降、春一さんは、美しい女性をメインに描いた作品を多く残しています。
【ねぶた師 北村春一さん】
「父子それぞれの表現の違いであったりとか」「実際のねぶたの迫力とはまた違った、この原画ならではの繊細さというのを味わってもらいたいなと思っています」
会場には、蓮明さんの双子の兄でねぶた師の北村隆さんとの幼少期の写真や、蓮明さんが1歳頃の春一さんを抱えながら、師匠の北川啓三さんと映る貴重な写真なども展示されています。
【ねぶた師 北村蓮明さん】
「これ1枚しかないんですね、自分も懐かしいですよ。よくこんな残っていたなと思いますね」「特に若い人たちに見てほしいなと思っていますね。今まで見たことないねぶたがいっぱいありますから、こういうのを作ったんだというふうに見てほしいね」
会場ではグッズ販売なども行われています。
父子ねぶた原画展は、15日まで、さくら野青森本店で開かれています。