2024年6月、野辺地町が発注した工事の入札で、2つの業者が「最低制限価格」とまったく同じ金額を提示。
町議会は2024年12月、百条委員会を設置して、談合の有無などについて調査を進めてきました。
【百条委員会 赤垣義憲委員長】
「調査を通じて不適正な行政執行が明らかになった訳ではありませんが」
12日の町議会定例会で、百条委員会の赤垣義憲委員長が調査結果を報告しました。
報告書では「不正行為や重大な不適正行為は確認できなかった」と
する一方、入札妨害があったとする証言が出たことなどから、「無視できない疑問点が残った」とまとめました。
報告書の内容は賛成多数で可決され、調査の終了が宣言されました。
【野辺地町 野村秀雄町長】
「10カ月という長い間、町民の血税を使っての結果がこういう状態であることについては、いかがなものかなと率直に感想を持っております」
【百条委員会 赤垣義憲委員長】
「事実を掴めなかったといいますか、調査でそこまで行きつくことができなかったとうところが正直なところ」「もう一歩踏み込んだところまでいければというところは心残り」
調査報告書は、近日中に野辺地町役場のホームページに掲載される予定です。