工事の開始を前に2日は地元住民などおよそ30人が集まり、慣れ親しんだ駅舎との別れを惜しみました。1932年に建設された諏訪ノ平駅の駅舎は老朽化などが進んでいることから、6日の午後に閉鎖され建て替え工事が行われます。
【地元の人】
「うれしいような寂しいような、なんか私はここで生まれて電車のガタンガタンを聴いて育ったものですから、もう84年ここに住んでおりますので」
【諏訪ノ平駅改築整備推進協議会 西舘隆会長】
「いよいよあと1週間10日後には(工事に)着手するかと思いますけれども、その時はどうか分かりませんが目頭熱くなるのではないかなと覚悟しています」
諏訪ノ平には戦時中に黒柳徹子さんが4年ほど疎開していて、三戸高校への通学にこの駅を利用していたということです。
2027年4月に開館予定となっている町立の展示収蔵施設には黒柳さんの関連資料などを納めた「黒柳徹子記念ルーム」も設置されます。
三戸駅とともにその玄関口となる、諏訪ノ平駅の新駅舎は2026年2月上旬に完成予定です。