「ナラ枯れ」は、カシノナガキクイムシという虫が病原菌を持ち込みミズナラなどのナラ類を枯れさせるものです。
県によりますと2024年7月から2025年6月までの1年間に県内では21の市町村で6万1362本の被害を確認。前のシーズンに比べると2.5倍ほどに増えています。
被害の拡大が急速に進む中、自民党県連の津島淳会長たちが20日、青森市の浅虫温泉森林公園を訪れ、被害にあった木を実際に確認しました。
そして、県の担当者から被害を受ける前に木を伐採し森林の若返りを図る「更新伐」といった予防対策について説明を受けました。
【自民党県連 津島淳会長】
「青森県もかつては林業王国だったわけです森林・林業を復活させないといけない」「その中でナラ枯れ被害にしっかり対応できる体制もつくっていかなければいけないと思っています」
県は、28日に開かれる「ナラ枯れ被害対策検討会」で、国や市町村などとともに被害状況の分析と具体的な対策について検討を進めます。