その時にいる場所で地震が発生したときにとっさに身を守るという訓練ですよね?
そうなんです。
きょうの午前10時ごろに県内の役場や学校などで一斉に行われました。自分の身を守るために最初に何をするべきか。そして、発災時にはどれぐらい再現できるのか。実際に震度7の揺れを体験してきました。
県庁では庁議後に県内で最大震度7の地震が発生した想定で訓練が行われました。宮下知事や県の幹部職員たちが折り畳みヘルメットをかぶり、机の下にもぐるなど動きを確認しました。
【県危機管理局 簗田潮局長】
「災害対策本部の設置をいたします、その上で概ね30分後を目途に本部会議を開催してよろしいかうかがいます」
【宮下知事】
「本部会議の開催をお願いします」
県では昨年度からこの時期に「あおもり防災ウィーク」を設定し、企業や団体などに防災活動の実施を呼びかけています。
【県危機管理局 簗田潮局長】
「庁議におけるこういった訓練は今回初めてということになりました」「こういった取り組みが庁内、全県に広がることを期待しております」
(Q.改めて強い揺れがあった場合、どう動くのが良いのでしょうか?)「まず低く身を守り動かないという行動を意識して、そしてまた場面に応じた形で身を守る行動をとっていただきたい」
実際に訓練に参加した宮下知事は・・・
【宮下知事】
「私たちの年齢ぐらいになると、ああいうことあまりしないんですがやってみてわかったんですけれどみんな体が硬くなっていて下にもぐることが難しい部長たちもいてやってよかったなと」「身を隠したり自分がけがをしないということは非常に重要なこと、それが自助の基礎だと思います」
【藤原祐輝アナウンサー】
「地震が発生した時に大切なのがまず低く、頭を守り、動かない、この3つのステップです。ただ強い揺れの中でどれぐらいそれができるのかこちらの装置を使って実際に体験します」
青森市にある県防災教育センターの地震体験装置です。来年4月のリニューアルオープンに向けて、現在、閉館中ですが、今回特別に装置を動かしていただきました。体験するのは震度7の揺れです。
【藤原祐輝アナウンサー】
「いや~ちょっとこれは想像以上でしたね、まず今、心臓がバクバクしていて頭は真っ白で何も考えられない状態です。この机が固定されているので何とかこれにつかまっていれば自分も動かないという状況も作れるんですけれど、揺れている時に膝とか肘がダンダン打ち付けられます、その場にとどまっているのがとにかく難しい」「揺れがあったときにまず自分が何をすればいいのか本当に頭に擦りこんでおかないと自分の身は守れないなというのを感じました」
震度7 はもう想像がつかないような本当に強い揺れでした。もう何もできない状態で。今は装置のテーブルが固定されてましたからそこに捕まれましたけど、実際に家具を固定してるかと考えたら私はしてなかったなと思ったので身を守り続けることが難しいなと思いました。
普通テーブル動きますからね。あならないなという風に感じました。先ほどの体験は36 秒のプログラムなんですけれども、この他にも体験してきました。
東日本大震災を再現したプログラムです。まず感じは急に揺れが強くなったことです。ちょっと初動遅れたんですよね。訓練と分かっていなかったらもう動く前に大きく揺れたなというのが感想です。
もうあっという間に家具も落ちてきますもんね。ちょっと大事ですね。あと特徴的なのは横揺れです。最初の体験は縦揺れが強かったんですけれども横揺れの場合はあの振り落とされるような感覚で、よりこうしっかり捕まってないと机から体がこう出てしまうような感覚がありました。
また長さもですね、東日本大震災は120秒で2分なんですよ。長かった記憶がありますね。体感的には3、4分ぐらいかなというような非常に長い揺れという風に感じました。
現在閉中の県防災教育センターなんですけれども、来年4月にリニューアルオープンします。機会がある時にですね、一度こういう強い揺れを体験しておくということが防災意識の高まりにもつがりますし、また若い世代は特に大きい地震を経験していない方も多いと思うので、こういう機会にこの怖さというのを体感するのも防災意識を高める取り組みとして重要だなという風に感じました。
以上、藤原でした。














