県代表として出場する柴田学園女子バスケ部を取材しました。大会を前に始めたチーム独自の練習とキーマンの成長に迫ります。
2年ぶり19回目の出場となる柴田学園女子バスケ部。県予選決勝は最大のライバル八戸学院光星との対戦でした。
【実況】
「(決める・歓声)(決める・歓声)」残り8秒でフリースロー2本を決め逆転に成功。見事な逆転劇で光星を退け、2年ぶりの頂点に立ちました」
いざ全国の舞台へ。大会2週間前の練習を取材すると・・・
【柴田学園 小野尚樹コーチ】
「この前のゲーム見てさ、読まれてるんだよね。楓のドライブとシュート読まれてるわけさ」
就任29年目小野尚樹コーチのもとで直近の試合で上がった課題の修正が行われていました。
【柴田学園 小野尚樹コーチ】
「みんなが同じポジションじゃなくていろんなポジションできるから相手の弱点を攻めながらバスケットができるところが今年の良いチームだと思います」
例年に比べて団結力も強いという今年のチーム。結束をさらに高める練習があるようです。
反対側のゴールに向かって走りだした3人の選手。1人の動きに注目すると・・・コートを駆けあがりボールを受け取ってシュート!すぐさま反対側のコートにダッシュ。
パスを受け再びシュート!
部員44人全員でこの動きを繰り返し、6分以内に145本のシュートを決めることを目指す練習です。
全員で同じ目標を目指し最後の大会に向かいます。
そして・・・
ここからは注目選手を紹介。
静岡県出身波多野陽南選手。178センチの長身とスピードを生かしたドライブが持ち味です!
【小野尚樹コーチ】
「だんだん1年生より2年生、2年生より3年生と自覚も出てきてチームのリーダー的な存在になってきてますので非常に3年間で成長した選手だと思います」
1年生からレギュラーとして活躍していた波多野選手。特に成長したのはスリーポイントシュートです。
【柴田学園 波多野陽南選手】
「高校2年生のときにスリーポイントをワンハンドに変えたんですけど、変えてから徐々に徐々に安定してくるようにはなりました」
シュートフォームを変えたということで、2つのフォームを再現してもらいました。
こちらが修正前のフォーム。
一方、こちらが修正後のフォーム。
どうやら微妙な手の添え方の違いがシュートの安定感の差につながっているようなんです。
【柴田学園 波多野選手の説明】
「ツーハンドの方はどっちも均等に持つんですけど、ワンハンドの方はもう左手を添えるだけ、右手で持ってシュートを打つって感じ」「(ツーハンドだと)シュートしたときにどっちに力が入りすぎちゃうと傾いちゃうんですけど、ワンハンドだったら右手だけに力いれればいいからまっすぐ飛んでいく」
さらに下級生も負けてはいません。
【村田陽菜主将】
「1年生とても意識高くて自主練とかも早く来たり自分で考えたりしていろいろとにかくやってます」
ということで練習終わりの1年生を直撃!
【駒木さん】
(Q.駒木さん、朝練何時に来る?)「6時とかです」
(Q.6時!?)
【古坂楓さん】
「1年生もそうですけど、先輩とかにも負けたくないので早く来てます」(古坂楓さん)
この強い気持ち。その一方で・・・
【駒木芽衣さん】
(Q.3年生はどんな存在)「大好きです!」
(Q.どういうところが)「全部・・・(泣く)」
【古坂楓さん】
「ウインターカップは3年生のために全力で頑張ろうと思います」
まだたどり着いたことのないベスト4を目標に。柴田学園は23日、鹿児島代表鹿児島高校と対戦します。
【村田陽菜主将】
「柴田で練習していることを全国の舞台で発揮して楽しく柴田らしく試合してきたいです」
【柴田学園 小野尚樹コーチ】
「勝ち負けよりも3年間で積み上げたことをいかに全国大会の舞台で発揮できるか、最後1点勝てるようなゲームをしてほしいと思います」
「ウインターカップ頑張るぞー!おー!」
小野コーチの指導方針は選手と一緒に汗をかくチーム作り→練習の活気チームの雰囲気の良さに繋がっているようです。
男子代表の八戸学院光星は23日、香川代表尽誠学園と対戦します。
男女ともに活躍を期待しています。
















